
モンテッソーリの説明や話を聞くと、必ず出てくるのが敏感期という言葉です。
あまり聞きなれない言葉ですが、私が感じたのは、人にはそれぞれの事柄を受容するのに最適で、どんどんと吸収することのできるタイミングがあるということのようです。
勉強でも、興味があったり知りたいっと思ったことは、自然と頭に入ってきたりすることに似ているのかな?っと思います。
しかし、その時期を逃してしまうと、同じように身に着けたり吸収するためには、かなりの時間と労力を要すという考えです。
そのため、モンテッソーリはその敏感期を非常に大切にした学習法となります。
それぞれの時期にあった、敏感期にあうであろうお仕事を各段階用意しておきます。
その中から、子どもが自分でお仕事を選択します。
子どもは自分が選択した興味のあるものなので、がんばってそれをこなそうとします。
最初は、なかなか上手くいかないお仕事でも、ほんの少しがんばればなんとかできるレベルのものを100%以上の頑張りで行います。
できた時の満足感は、この上ないものだと思います。
すると、何度も何度も試しているうちに、だんだんそれが簡単にできるようになります。
そのタイミングで、子どもは自分でもう少し難しいお仕事を選択するようになります。
こういった敏感期にあった段階のお仕事を多数用意することにより、子どもの成長にあった力を育て、満足度を満たしていくことができるのです。
同世代の子どもは、もちろん敏感期は同じかもしれませんが、個々の成長の差が非常に激しい時期ですから、モンテッソーリのような個々を大切にする体型でないとなしえない技だと思われます。
私も、まさにこの敏感期を体験しました。それは娘が生まれた時です。
母親は子どもを授かったときに、母親の敏感期を体験するそうです。
(このようなタイトルの本に出会い、知りました)
子どもをもっと知りたい、子どもの成長はどうなるのだろう!っと、
まさにこのような知りたい気持ちこそ『母親の敏感期』だそうです。