モンテッソーリ教育とは・・・実は24歳まで取り組む教育法。

小さいお子さんのいるご家庭では、幼児教育について高い関心をお持ちかと思います。
世界的にもポピュラーな「モンテッソーリ教育法」についてご紹介いたします。
モンテッソーリ教育法は、イタリアの医師マリア・モンテッソーリが創造した教育法で、子供の知的好奇心、独立心、自主性を伸ばしながら、社会貢献できる人間形成を目指すとしています。
本来のプログラムは24歳まで用意されており、欧米ではフリー教育の一環として小・中・高校以降も取り組む子供たちが大勢います。
日本では、主に幼児教育のメソッドとして認知され、カトリック系幼稚園等で広く採り入れられています、特徴としては、専門の知識技能を習得した教師のもとで、安全かつ清潔な整った空間の中で子どもたちが伸び伸びと学ぶことができる環境を重視しています。本物であることを大切にし、大きさや重さ、形状・色にもこだわった様々な教具も、モンテッソーリ教育の大きな特徴といえるでしょう。
教室の中は整然としています。子供が使いやすいサイズにつくられた本物の花瓶や調理台のような教具もセットされています。
それぞれの子供が興味をもった教具を集中して取り組むことを見守りながら学ばせていきます。教具の扱いについては、遊びではなく「お仕事」と称します。集中力と自立を育むことをモットーとした教育法は、世界で高い評価を受けています。
あえてデメリットを指摘するとしたら、担任の指導力による影響度が大きく、子供への関わり方がよくない場合は学習効果が発揮されにくい場合もあるようです。
また、自主性を重視する反面、小学校などの一斉教育スタイルの授業の場面等で、集団行動が苦手になるという事例もあります。
しかし、それらは別途、親や教師がフォローしていくながで十分に培っていけるものですのでモンテッソーリ教育をを否定する材料には及ばないと思われます。
モンテッソーリ「子供の家」とよばれる幼児教室は全国にありますので、ご興味のある方は一度見学されてみてはいかがでしょうか。