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幼児教育の世界ランキングでトップの北欧諸国



北欧であるフィンランド、スェーデン、ノルウェーの北欧諸国はイギリスの雑誌「エコノミスト」が調べた幼児教育の世界ランキング(2012年)で、トップを占めています。(日本は調査対象45か国中21位)

いずれも教育大国で、国民の関心度も高く、育児支援や幼児教育も盛んです。子どもたちの学力は世界的に高く、一般の幼児教育は無料です。



出産や育児の助成金、父親の育児休暇にも政府援助があり、共働きが9割のスウェーデンでは、産後10日間は両親が一緒に産休をとって子どもを過ごすこと、父親も最低2ヵ月育児休暇をとることが法律で義務化されているそうです。


幼児教育のケアの期間まであるフィンランド


フィンランドでは小学校は7歳からで、就学前に通う1年間のプレスクール、その前に幼児教育のケアの期間があります。
デイケアセンター(幼稚園/日本の保育園に近い)は1歳~6歳までの子どものための幼児教育機関で、どこも同じ水準になるように地域の社会保障局によって監督されています。
幼児教育とは、勉強を推し進めるのではなく、個人の幸福、社会的交流で思いやりを育てること、自主性、独立性を育成し、人としてどう生きていけば幸せかの土台づくりをするものという考えがあります。

幼稚園教諭は全て大学レベルの教育学の学位を取得


教師一人あたりの幼児数が少人数制で決められており、これがプログラムの質を高めているとも言われています。
フィンランドの幼稚園教諭は全て大学レベルの教育学の学位を取得しており、弁護士と同様に尊敬される職業だそうです。
また、図書館利用率は世界一で、読み聞かせも盛んです。



スェーデンも小学校は7歳からで、6歳からの一年間は就学前クラスがあります。
子どもの学力が高いスウェーデンですが、いわゆる早期教育に力を入れているわけでなく、逆に小学校前に文字の読み書きを教えることより、「遊び」が大事と考えられています。


特徴的なのは、外遊びを重要視していることで、近年日本でも注目を集めている「森のムッレ教室」という教育カリキュラムがあります。
これは丸一日、森の中で過ごす教室で、本格的なムッレ教室は5~6歳が対象ですが、1~2歳頃から森の散歩は始められます。


これらの活動は自然の中で遊び、五感を鍛えるだけでなく、身体能力と共に、集中力や人の話を良く聞くなどといった効果も確認されているそうです。

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